2010年08月04日

8月は、「はじめの一歩」 に帰れる月

昨年の講談社イラストコンテスト応募で生まれた作品
「プチCafeもうすぐ開店時間」

8月は、「はじめの一歩」 に帰れる月

昨年の8月1日、わたしは講談社から来沖されたイラストコンテスト担当者の面談を受けていました。
暑い夏にエネルギーまで熱く高揚したあの日を「はじめの一歩」と勝手に語呂合わせしている日。

きっかけは、2009年2月末にイラストコンテストに応募した作品が
初めて耳にする「上位評価者」と位置づけされての講評を聞くことになったため。

応募から5ヶ月も過ぎ、賞金ランク、入選からはずれていたのにかかわらず
舞い込んできた封書の「お会いしたい」事情に見間違えじゃないかと目を白黒させました。

そして知ったのは、講談社だけあり
最終に残るまでには、何段階かある審査員方の目で
数ヶ月を要して絞り込まれていくこと!
感性面だけで残り続けたらしいマイ作品はラッキーの部類でしょうか?

わたしが応募しようと絵に向かった昨年の2月は、
年老いた義母の容態に一喜一憂の日々を送っていたころ。

偶然目に飛び込んできた「講談社の花のイラストコンテスト」の応募用紙には
こんな時だからこそ、の切り替えを心が欲していたのです。

さて、「新たに技術を学べば!」との誘いには、諸事情もあり断ることとなり
諦め感にさいなまれそうになりましたが、すぐにも切り替えができました。
何かが一皮向けた気がしたからです。

その日の晩、パソコン画として生まれた「卵パッカーン!」は
8月は、「はじめの一歩」 に帰れる月

とてもシンプルなのに、今回の個展でも人気が高かったように思えます。

例え高度な勉強はできなくても、今の生活基盤からでも見つけ出せるものに
感度を澄ませてみようと、気持ちを持っていきました。
結果は、その後生んでいった作品の数々が、個展でのお披露目によって
ほんの少しだけ日の目を見ました。

それはそれはささやかな活動ばかりで、大衆を味方にする講談社とは雲泥の差なのに
一度だけ講談社とのかかわりを持てたことで、内なる力になり得て感謝の8月なり。

大事にしまいこんでいたので、ブログでは初披露です。
「プチCafeもうすぐ開店時間」を再度ご覧くださいませ~。



Posted by ゆめのひだまり at 23:39│Comments(0)
 
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